カップ焼きそばの湯切りを失敗するなんて有り得るのか?→有り得ました・・・という失敗談

投稿日:2023/08/26

カップ焼きそばを「だばぁ」する瞬間。イラスト言えども見たくない瞬間だ
いらすとやなんでもあるな・・・
『カップ焼きそば湯切り失敗』・・・という概念。
初めて聞いたときは、いやそんなことありえるのか・・・?と疑問に思っていた。

まあ結論としては僕もやらかしました、なのだが、実際にやらかす前までは「現代でカップ焼きそばの湯切りを失敗する者などいない」という考えは崩れることはなかった。
とりあえず、その持論から聞いて欲しい。

企業努力のおかげで湯切りはまず失敗しない

僕は幼少期あまりカップ麺の類を食べてこなかったので、いつから各社のカップ焼きそばがこうなったか覚えていないが、今現在のカップ焼きそばのほとんど全てが、湯切り口がシールになっている。

カップ焼きそばの湯切りを失敗する最大の原因は間違いなく「お湯と一緒に麺がこぼれてしまう」ことだ。
湯切りシールの登場以前のカップ焼きそばは、プラスチック製の着脱式のフタに湯切りのための穴が開いており、そこからお湯を捨てる際にフタがよく閉まっておらず、お湯と一緒に麺が流れ出てしまう・・・ということがありえた。
しかし湯切りシールという偉大な発明により、その可能性は限りなく低くなった。

現在のカップ焼きそばのフタというのは、昔ながらの着脱式のそれではなく、接着されたものを剥がすカップラーメン同様のスタイルが主流。
ソースやかやく、トッピングの小袋を取り出し、入れてお湯を注ぐ・・・そのためにちょっと剥がすだけだし、そもそも湯切り口は剥がしたフタの反対側に付いているのだから、物理的に湯切り口から麺がこぼれることなどまずありえない。
流れ出たとしても細かいカケラだけだ。大量に「だばぁ・・・」することはない。

今日の大手メーカーのカップ焼きそばでは、もはや着脱式のフタ付きのカップ焼きそばのほうが珍しい。
着脱式フタ界の最後の重鎮的な存在であったペヤングも、異物混入事件の折りに剥がすフタに切り替えた。
ペヤングがフタを変えた2010年前半・・・これが『カップ焼きそば湯切り失敗』の歴史の終焉になる・・・はずだった。

だが湯切り失敗は死滅してはいなかった!

湯切り口があろうとなかろうと失敗するときは失敗する

僕が頻繁にカップ焼きそばを食するようになったのは2010年代の後半だ。
理由は単純明快、一人暮らしを始めたからだ。母親の手料理もなく、自炊も面倒だ・・・そんな日はインスタント食品で済ますことも多くなった。
そんな中でもカップ焼きそばはお気に入りだ。値段・量(コスパ)、味・・・。非常にバランスの取れた食事だ。※個人の感想です。
インスタント食品ばっかり食べてたら太る・・・という声もむしろ好都合だ、金欠になるとすぐ食費を削りたがる僕としては、安くカロリーを摂取できる食べ物は"神"といっていい。もちろんその上で栄養バランスは極力気を使っているのだが・・・

また、悪癖とは分かっているが、カップラーメンでもスープを全部飲み干したがるクセもある。美味しいお店のラーメンならともかく、日常的に食すカップ麺から常に飲み干していては塩分とりすぎになってしまいがちだ。その点、カップ焼きそばはスープがないから。汁飲み干し症候群の僕にとっても安心だ。カップ焼きそばの塩分も大概だろ、というツッコみはナシで・・・カップ麺のスープよかマシでしょ・・・?

・・・だが、僕がカップ焼きそばを初めて湯切り失敗したのは、そんな2010年代の後半の出来事だった。
先述の通り、この時代はペヤング含め既に着脱式のフタは淘汰された時代
僕が湯切り失敗したカップ焼きそばも、剥がすタイプのフタ、湯切り口はシール式だ。
どうしてそんな、湯切りイージーモードみたいな容器なのにやらかしてしまったのか?

調子に乗るからこぼす、それが真理だ

普通、お湯を注いでn分待ったら、シールを剥がしてお湯を捨てる。流し台に。
その際のお湯の捨て方。ここに問題があった。

ジョウロで花壇のお花に水をあげるように、ゆっくりと傾けてお湯を捨てる・・・。当然だがこれが普通だ。
しかし、ただ斜めに傾けただけでは中のお湯が完全に切れない。最後は湯切り口を逆さまにして、ラーメン屋の店主が『てぼ(よく見るハンディタイプのザル)』で麺を湯切りするが如く、強めに振って中のお湯を抜く・・・。
誰に習ったかは知らないが、最後こうやってお湯を切る人は大勢いるのではないだろうか?

そして僕もこのラーメン屋店主スタイルのお湯の切り方をやっていたのだが、湯切り失敗した日は何を血迷ったか、まだ大量の熱湯が容器の中に残っているのにも関わらず、容器を逆さまにして湯切りをしようとしたのだ。
その結果、熱湯、そして一部の麺がサイドから勢いよく零れだす。小袋を取り出し、お湯を注ぐために剥がした部分から。
それが指先に触れ、あまりの熱さと突然の感覚に思わず「熱っ!」と手を放してしまう。
逆さまの状態で流しに落下するカップ焼きそばの容器。運悪く、フタを剥がした部分が下になり、中の麺がだばだばと流れ出る。

・・・・・・・・・御臨終です。最悪です。色んな負の感情が押し寄せてきてベソかくぐらいヘコんだ。
「どうしてこんな自分が生きているんだろう・・・」
。たかがカップ焼きそばでそこまで思うなんて大袈裟だと思うかもしれない。
だが自分の食べる食事を自分でダメにした、というのはかなり精神的なダメージがデカい。
食事は生に直結する。食事をダメにしてしまうことで生きる意味を見出せなくなるのはむしろ普通の流れなのかもしれない。
たかが百数円の代物でも人はそこまで落ち込める生き物なんだ。※個人差があります。

決して容器を逆さまにしてお湯を切ること自体は間違ったテクではないだろう。
問題は、中にまだお湯が結構あったのに、早くお湯を切りたい!という感情から、斜めに倒してゆっくりとお湯を抜く行程をすっ飛ばしてしまったことだ。
これは言ってみれば一種の『現場猫案件』に近い。「お湯早く切りたいからいきなり逆さまにしよう!ヨシ!」といった具合だ。

調子に乗ったから・・・。調子に乗ったからあの日僕はカップ焼きそばの湯切りを失敗したんだ。
初心を忘れず、丁寧にお湯を捨てていたら・・・ああはならなかった。
「カップ焼きそばの湯切り失敗する奴とか実在するのか?w」と調子に乗っていた結果招いた悲劇だったのかもしれない。

とにかくだ、このブログを読んでくれた人にこう伝えたい。

湯切り失敗すると人生に絶望するぐらいヘコむぞ。
たかがカップ焼きそば、されどカップ焼きそば。
カップ焼きそばに真摯に向き合い、丁寧に作って欲しい。

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